ホームヘルパー養成科の職場見学で掛川市上垂木にある「ねむの木学園」に行ってきました。
ねむの木学園は女優の宮城まり子さんが作った日本で最初の肢体不自由児の養護学校です。
静岡県の浜岡(原発のすぐそば!!)に昭和43年に建てられましたが、
ここ掛川に平成9年に引っ越してきました。
TAP掛川本部校から車で15分という近さです。
ねむの木村に入ると、春の花々が咲き乱れ、
受講生たちはその美しさに驚嘆していました。
駐車場から施設に向かうまでの階段にはしだれ桜のトンネル。
満開の花が受講生たちを迎えてくれました。

施設に到着すると天使の歌声のようなコーラスが聞こえてきました。
今日は埼玉から音楽の先生を招いての音楽の授業なのだそうです。
施設の職員の方による説明を伺い、設立当時の苦労話を伺うことができました。
施設内では粘土の部屋、絵を描く部屋、毛糸の機織りの部屋、木工の部屋と
子供たちが自分の才能を伸ばせるような環境が整っています。
一生懸命毛糸のマフラーを編んでいる子供たちの姿は感動的です。
作られた作品はねむの木むらの「毛糸屋さん」「雑貨屋さん」等で売られています。


その後、子供たちの絵が飾られている「どんぐり美術館」へ。
入館するとまた扉があって、その扉を通るとまた屋外に出るのです。
そうすると、この素敵な美術館の姿が見られるのです。

美術館の壁には子供たちの描いた個性豊かな草、花の絵があります。
美術館に入ると素敵な絵がたくさん。
紹介したいのですが、そこは撮影禁止。
受講生のみなさん、こころに焼き付けていました。
絵を見るととても明るい雰囲気の絵が多く、
まり子先生の愛情をたっぷり受けたことが伝わってきます。
ねむの木学園からどんぐり美術館までは約1.5km。
暖かな春の日差しの中、いいお散歩になりました。
八重桜も満開でとてもいい一日でした。